« 増補改訂、簡易軌道の本 | Main | 珊瑚模型店へ »

2018.12.01

ナナマル形の話

いよいよ今年も残すところ1ケ月。12月になりました。

 70(ナナマル)形(ガタ)、70系電車と書く方が通りは良いような気もしますが、まだWindows98でダイアルアップだった頃から熱心に閲覧していた有名サイトでは「ななまるがた」と称していたので、70系電車だけはこの名称で呼んでいます。

今年の夏のJAMでTOMIXから電撃予告が出されたのは記憶に新しいところですが、いよいよ、公式サイトにも発売予告が載りました。  

70nagananoなぜ急に70形なのか?と伏線を深読みしてしまいそうになりながらも、これは楽しみですねー。70形は大好きなので期待度もMAXです。特に新潟色は惹かれます。

 発売は3月以降だそうで製品化予告を読む限り昭和25年度の更新車らしいので、クハ76は001~029、モハ70は005~010・101~117、が該当するようです。これを馴染みの旧国末期(1975年辺り)の実車配置表と照らし合わせてみますと、こだわらない方を除いては頭を抱えてしまう方も多いと想像します。サロの発売が見送られたのは痛いですが、売れれば次があると期待したいので、毎度書いておりますが、買って支えるプラ16番の心意気は忘れないようにしたいと思います。

 

70naka 新潟色の70形は乗った記憶の残っている旧型国電です。今を去ること数十年前の話。有志主催のスキー遠足に参加した帰り道、越後中里駅ホームから乗車した車内はほんのり暖かく、セミクロスシートの並んだニス塗りの車内や初めて見るスタンションポール、響くモーター音と激しい乗り心地は記憶の断片に残っています。実際に「この車両が70形らしい」と知ったのは、かなり後になってからでしたし、あの特徴的なカラーリングや外観も全く覚えておりませんが、今でも懐かしい想い出です。

 

70takasima 乗った記憶はあるものの、新ナカ70形の写真は撮る機会を逃しました。新ナカに限らず、両毛線の70形も時期的に見た筈ながら記憶にも無く、カメラを持つ頃には消え去りました。また各地の70形も1978年夏に下関まで遠征しながら、ブルトレや特急電車至上主義のスタンスが災いし、見る機会を逸しています(残念無念)。
 ここに載せている実車写真、上から信越ローカル(長モト)、新潟ローカル(新ナカ)、両毛線(高シマ)は昔々に友人から貰ったプリントで、今でも大切な宝物です。

8868

 実車を撮影した事もなく見た記憶もない反面、70形の模型は早いうちから作っています。その理由は、181系を目当てに買った『鉄道ファン』誌1976年1月号に始まります。ここにはまだ現役だった新ナカの70形の記事も載っていまして、頻繁に本を買えなかった当時は、自然と全ての記事を熟読していましたので、しっかり新ナカ70形も知識の一端に加わりました。また、当時のTMSにも新潟色70形の模型写真が載っていた記憶も残っています。学生時代に、いさみやのペーパーキットを使って新ナカの70形6連を作ったのも、初めての給料で気が大きくなって!?エンドウの70形新潟色の完成品を予約購入して支払い時に顔が青くなったのも、今にして思えばこの時期の刷り込みがあったからに他なりません。8870見てもいない車両を模型化するのは怪しからん!との意見を持つ方も居るようですが、若かりし頃に熟読した誌面に影響を受けて「見たかったけれど見られずに悔しい想いをした車両」には、特別な思い入れが宿っています。正確に書けば、見た筈ながら“あの時に乗ったのが新潟色の70形だったのか~、車内以外は全然覚えて無いよ~”と判った時の悔しさ、その最右翼が新ナカ70形かもしれません。

 改めて模型から見た70形遍歴は、1982年から数年かけて“いさみやのペーパーキット”を組んだ6両編成に始まります。奇数向きと偶数向きがある事を知った時でもありました。

88428848

 少しずつ知識も増え模型製作の経験値も増えると同時にブラスキットも組みたくなりまして、フェニックスやピノチオのキットも購入し始めました。ただ、車両についての細かな差異を知り始めたのは、実際にはネットの海に漕ぎ出して以降、今でも判らない部分も多く、何れはスペシャルな自分だけの70形を組もうと思いながらも、ご想像の通り21世紀の現在でもこれらキットは罪庫のままです(爆)。なんと塩漬け30年以上(大爆発)。

 就職して給料を貰うようになると、気持ちが大きくなってエンドウの新潟色4両セット(1991年頃)を買ったのは上に書いた通り、この4両セットはチマチマと手を加えながら継続して楽しんでいます。その後は軸足を一旦Nゲージへ移してGMのキットを作ったり、マイクロエースのセットを買ったり、再び1/80に戻ってからは、エンドウのショウルームにて限定品の新潟色サハ85を手に入れたのを契機に、何れ塗り替えるつもりでスカ色70形の完成品も買い足していたところでした。

88528856

 確か今年の5月末か6月始め頃だったでしょうか、エンドウの70形全車種再生産が決定され新たに新潟色6両セットがラインナップに加わりました。しかもキットも限定品ながら発売される予定と聞き、一気に揃えるのは無謀ながらも密かに狂喜乱舞していた中での、プラ完70形発売。これはもしかして、

 

いま正に時代は70形大人気なのか⁉

 

と錯覚しそうになります。TOMIXの70形は、果たして長期市場在庫になってしまうのか?瞬殺物件になってしまうのか?蓋を開けてみないと分からないものの、70形好きには良い時代になった事は確かです。もちろん新潟色を予約をしました。動かす場所の問題、編成の問題、いろいろと課題は山積みですが嬉しい悲鳴です・・・トホホ⁉ 

|

« 増補改訂、簡易軌道の本 | Main | 珊瑚模型店へ »

Comments

私の記憶の片隅に「新潟色電車に乗った」があるのですが、70系だったのかもしれません(遠い目) そうなると、TOMIXの製品は買いかも?

Posted by: ム | 2018.12.01 11:36

ㇺさん、こんにちは。
おぉそれは紛れもなく新潟色の70形ではないでしょうか。
想い出の車両ですね。

Posted by: みのる | 2018.12.01 15:47

ご無沙汰しております。
70系、私は阪和線でしたね。
もう阪和色はなかったですけど、
小学生の頃大阪市内に遠出して天王寺から帰るとき、
103系の快速の時間と合わなければ、
70系の区間快速で帰っていました。

Posted by: やまぎし | 2018.12.04 00:50

やまぎしさん、こんばんは。
こちらこそご無沙汰しております。
阪和線は、後に福塩線へ移動した300番台主体の編成ですね。乗車体験は羨ましいです。

Posted by: みのる | 2018.12.04 21:43

阪和線で、70系を見たり乗ったりしていましたね~
でも・・・どんな色だったか思い出せない・・・愕然。
1975年頃の話です。

Posted by: 廣瀬 | 2018.12.06 00:22

>みのるさん
この先、旧国のキットを買うとすれば70系だけのつもりですが、
300番台はシル、ヘッダーがないので万年初心者には帯材を半田付けしなくていいので助かります(笑)

>廣瀬さん
1968年ごろから乗っておりましたが、記憶の限りではスカ色だけだったと思います。
阪和色の存在は模型を始めた中学生になってからマッハの塗料かなにかで初めて知りましたので。

Posted by: やまぎし | 2018.12.06 13:32

廣瀬さん、やまぎしさん、こんばんは。
阪和線の70形を調べてみたら、阪和線内には様々な車両が走っていてビックリしました。

>廣瀬さん
阪和色は1967年頃からスカ色に変わったそうですので、お乗りになったのはスカ色でしょうね。でも70形の乗車経験は羨ましいです。

>やまぎしさん、
300番台は組み易そうですし、きっと出来の良い製品が発売されるでしょうね。

Posted by: みのる | 2018.12.06 22:34

やまぎしさん、ありがとうございます。
色の記憶は曖昧で・・・ なんだか違う色に思えていけませんね。同じく、阪和線旧国のダイダイ色も、朱色1号より深い目の色の気がしていたのですが、そちらも「気のせい」な様子です。パンタ擦り板の粉や、制輪子(もしかして鋳鉄製?)の粉などが付着した姿を見ていたせいかもしれません。

Posted by: 廣瀬 | 2018.12.07 00:44

The comments to this entry are closed.

« 増補改訂、簡易軌道の本 | Main | 珊瑚模型店へ »