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2017.09.29

祭への坂道2017:終

19970624021 草木も眠る丑三つ時、草軽のレイアウトを作りたいナー、炭鉱鉄道も作りたいなー、ぬわぁに栃尾線の資料集が発売とな!と現実逃避をしている今日この頃。泣いても笑っても祭まで後2日。次の日曜日は軽便鉄道模型祭です。
みんな!乗り入れ用車両の調整は万全かー!?
猫屋線そのまま車両だと誰が誰のか判らなくなるぞ、色差しとチョイ足し加工は済んだかー!?

肝心のレイアウトですが、

全然、終わんないよぉ~。

10月に回せる仕事は全て後回しにして今まで製作してきましたが、また今年も中途半端な出来で終わりそうです(汗)。Blog書いている暇があったら製作続きをすれば良いじゃないか!?とお思いでしょうが、気分転換しないと集中力が続きません。もぅ疲れが溜まって、しなくてもいい失敗ばかり続いています。年々ペースは落ちるばかりorz(壊)。「モデラー出展少ないナー」と感じているそこのあなた !来年からエントリーして下さい、お願いします。祭で神輿を担ぎましょう。

 さて、製作記の最終回は、本来は模型車両が全て完成した上で書く予定だったお話で締めと致します。

宝楽福蔵先生、再登場 

 次に猫耶線に於いて使用されている車両をまとめたいと思う。この路線の特殊性については前章にて述べた通りであるが、旅客輸送を担う車両および施設についても、他の一般旅客営業路線と比べ勝るとも劣らない設備を揃えていたのが判る。

00074500■ キハ3 [往年の名プレーヤー]
1933(昭和9年)日本車両にて製造された半鋼製ボギー車である。それまでのガソリンカーと比べて2倍の収容力を持ち、旅客輸送に大いに貢献した。木炭車を経て戦後にディーゼル化されている。外観は2段窓F2-1D7D1、前後に荷物台があり、よく原形を残しているが、現在は予備車となっており動く事は稀である。

00074491■ キハ5 [愛称はロボットカー]
同じく1933(昭和9年)日本車両にて製造された半鋼製ボギー車である。戦中戦後は客車として使われたが、後にキハ3と同様にディーゼル化されている。外観はキハ3と同様であるが運転台窓は1段固定に改装され、かつ前後に荷物台は付いていない。キハ20の入線を機に、夜間や天候不順時の視認性向上を目的に、腰部2灯ライトに改装され珍妙な顔つきとなっている。原形を重んじる鉄道愛好家には不評と聞くが、近在の子供らには玩具のロボットを髣髴とさせる顔つきからロボットカーの愛称で親しまれている。

00074512■ キハ20 [期待の新鋭]
竣工図に拠れば1935(昭和10年)製造された鋼製ボギーガソリン車ガハ11となっており、ボギー台車それぞれにエンジンを乗せたパワートラック方式かつ2エンジン車と言う珍妙なる出自を持つ。工場主任氏の話しに拠れば、2エンジンそれぞれを前後の運転台で各々操作できる複雑な機構であったそうだが、程なくして客車化されたと言う。戦後、この車両を富井商会と称する車両ブローカーの手に拠って気動車化されたのが本車両である。が実際には新製らしい。車内の銘板に拠れば1957年に製造されたディーゼル車である。沿革の項にて述べた通り相次いだ自然災害に拠る車両乗り上げ事故の対策として、夜間や天候不順時(主に霧)の視認性を高める為に2灯前照灯と貫通制動装置を備えて新造された車両第1号である。外観は妻面ゴムサッシ側面上段ゴムサッシ2段、F2-1D7D1である。

00074480■ キハ21 [早咲きのスピードスター]
キハ20の好成績を受け、同じく富井商会を介して1959年に入線したディーゼル車であるが、正面の造形は流行の湘南顔となっている。また腰部の大型ライトは曲線に合わせて首を振る仕様となっていた(現在は固定されている)。特筆すべきは最高時速80Km貫通制動を備えトルクコンバーターを積んだ総括制御可能の意欲作である事だ。計画では、在来車を全て同タイプの車両に置き換える予定であったが、諸々の事情から増備計画は進んでいないと聞く。外観は妻面ゴムサッシ側面ゴムサッシ2段窓、S2-1D7D1である。先の2エンジンガソリン車と言い、先進的な車両を採用する同社の姿勢は評価できるが、少々意欲が空回りしているように思えてならない。

00074504■ ハフ3 [創業以来のつわもの]
1916(大正5年)日本車両にて製造された木造ボギー客車である。形態としては同時期に製造された同社のカタログモデルである。戦中戦後の混乱期を経てダブルルーフの明かり窓こそ埋められているが、外観は木造の側板を始め特に大きな改造は施されていない。同形車は3両ほど在籍したそうであるが、現在はハフ3のみとなっている。窓配置はO10Oである。

00074494■ ハフ5 [実用本位の最新車]
ハフ3同様のオープンデッキの客車を半鋼製に改造した車両であるが、タネ車の面影は全く無く、車体は完全に作り変えられており、改造は1965年(昭和40年)に富井車両製造が請け負った旨の記載が残っている。上段ゴムサッシ2枚窓、F2-1D4D1である。実用本位の外観は、鉄道愛好者言うところの趣の微塵も感じられないが、乗客には“隙間風が無い””室内が明るい”と概ね好評を持って受け入れられている。
 
00074497■ ハフ6
改軌に拠って余剰となった明神森電気軌道(現:明神森電鉄KK)からの譲渡車である。入線は1955年(昭和30年)。元は、近年つとに有名になった富井商会が車両不足にあえぐ各軽便鉄道会社へ向けて売り込んだ標準設計客車の第1作とも伝えられ、元々はオープンデッキの車両とされるが、改装され密閉式の電車用付随車の外観となっている。半鋼製に見えるものの、実態は木骨鉄皮のニセスチール車両である。2段窓F3-D8Dである。

00074483■ ハフ7
富井商会を介して1957(昭和33年)入線した鋼製ボギー客車である。製造銘板の類は見当たらないが、ハフ6と同様メーカー標準設計の新製車となっており、その形態は前述のキハ20・21との共通性も確認できる。外観は上段ゴムサッシ2段窓のC3-1D6D1である。1‐2位に専用の車掌室を持ち、3‐4位のデッキ側に小手荷物積載スペースを持つ。該当部分の窓に保護棒が取り付けられている。

『鉄道モラトリアム~小茂内鉄道猫耶線~』 HF生 (予定原稿)
~ 『宝楽福三全集』 所収 ~
 より抜粋

00074509


はいっ如何でしたでしょうか?6月初めから作り始めて4ヶ月が経ちました。一部仕上がっていない車両もありますが、果たして、ご覧の皆さんに一連の製作記から少しはケーベンの魅力が伝わったでしょうか。あ゛っクリクラのお題を仕上げるのすっかり忘れてました。もう時間がありません。
それでは10/1軽便鉄道模型祭でお会いしましょう。 

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Comments

草木も植えて、いよいよいい感じになってますね。
祭りが楽しみです!

Posted by: ム | 2017.09.29 06:19

宝楽福蔵先生!!!
好いですねぇ。
宇園参八先生の弟子、参八朗です(笑)
明後日はよろしくお願いします。
楽しみにしております。

Posted by: カワイ | 2017.09.29 06:25

小さいカットながら、全体の素晴らしい出来映えの想像が広がります。
楽しみに訪問させていただきます。

Posted by: 卓@押入線 | 2017.09.29 12:16

ロボットカーが気に入りました!
レイアウトと車両を拝見させていただくのが楽しみです。

Posted by: 桜山軽便 | 2017.09.29 12:55

ムさん、カワイさん、卓@押入線さん、桜山軽便さん、こんばんは。コメントをありがとうございます。今の今まで走行調整をしていました。
明日も仕事なのでアクセサリー関係をどこまで作れるかが見栄えの鍵でしょうか。

>ムさん、
とりあえず動かせましたので遊べます~。結果的にデコーダー積んでDCC化した方が面白い運転を楽しめますが、時間切れでアナログ手動運転です。(^^;

>カワイさん
お隣ですね。本家:宇園先生は休憩中のようですから、隙を突いて宝楽氏参上させました(笑)。

>卓@押入線さん
あまり期待に沿える出来栄えではありませんが、少しでもナローを楽しんでいただければ幸いです。いずれは激団ナロー分会の作品を拝見したいですね。

>桜山軽便さん
6月から始めて4ヶ月。出遅れが響き今年は少々詰めの甘い仕上がりになってしまいましたので、車両のホラ吹きに力を入れてみました。(^^;
祭ではお隣ですね。去年病欠したので、Oナローモジュール新作と前作を拝見するのが楽しみです。

Posted by: みのる | 2017.09.30 00:42

みのるさん、本日は遊んでいただきありがとうございました。
久しぶりにお話しできて楽しかったです。
次回は勾配に強いシェイを持って行こうかと…。
 ↑
自分でレイアウト作れとおこられそうですが(^^;

Posted by: ごとう | 2017.10.01 22:28

ごとうさん、こんばんは。
本日はありがとうございました。
シェイも驚くほどの勾配レイアウトでしたから、ギアードロコも似合ったかもしれませんね(笑)。

Posted by: みのる | 2017.10.01 22:39

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