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2017.02.05

20系寝台車の想い出

00070856 ネコ・パブリッシング社から、鉄道車両ガイドVol.24『20系客車』が発売されましたので、さっそく購入しました。なぜかカラー写真の解像度や発色が毎回酷い不満はあるものの、内容としては妻面の見える写真も多く、各車両の非常口の変化の様子も改めて判ります。旧客に比べて微々たる差ではあるけれど、それなりに大所帯で長年に亘って使われた客車だけに、これ1冊で全てを賄おうと考えるのは無理な話。各種資料と合わせて模型製作へ活用するには面白そうな1冊です。

Nahanefu22 さて、20系寝台車と言えば「動くホテル」と呼ばれたブルトレです。実際に乗ってみたのは急行格下げ後だったこともあって、B寝52cm幅のベッドや車内の雰囲気に古臭さは否めないものの、機能に徹した14系24系と比べ、その曲線主体の優美な外観には独特の趣がありました。特にナハネフ22の展望室へは、乗車経験のあるマニア諸兄なら一度は足を運んだのではないでしょうか。

197808azi009 出会いは以前書きましたが、当時、高崎線を上って来る「北陸」や東北本線の「北星」「あけぼも」が20系寝台特急ながら、急行の「天の川」「新星」「銀河」と編成も大差なく、機関車のヘッドマークも無かった時代なので、あまり寝台特急の威厳!?を感じず、やっぱり個室寝台と食堂車が連結されていないとB級特急だよなー、と勝手に区分けしていたものです。coldsweats01

 そんな中、唯一間に合った20系寝台特急の白眉。駅撮りブルトレ第2弾!?

■ 20系あさかぜ 東京~博多

 あさかぜが24系25形へ置き換わるニュースを知って東京駅へ向かったのは、1977年の年末か?翌年明けだった?かもしれません(置き換えは1978年2月1日から)。まだ栄光の東京機関区EF65-500牽引時代です。編成は、かつての殿様あさかぜと比べればナロネ20もナロ20も外されて格落ち感は否めないものの、辛うじて個室/開放A寝台ナロネ22と食堂車ナシ20は連結されていて、上野発の寝台特急と比べても輝いて見えました。

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12枚撮りフィルムを1本だけ詰めて1枚1枚被写体を品定めしながら大切にシャッターを切っていた当時「室内を写す」と言う事はかなり思い入れと覚悟がないと出来ませんでした。と書いても今では理解して貰えないかもしれません。
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メモして無いので車番も判りませんが、何れもホームから窓越しに、
上左、B寝台(ナハネ20?)、上右、A寝台(ナロネ21orナロネ22)、下左、A寝台個室(ナロネ22)、食堂車(ナシ20)。特に一人用個室の写真はデジタル処理をして何とか此処まで回復させましたが、この構図では説明しないと何だか判りませんね。撮った本人でさえ“荷物室か?”と判断に苦しみました(苦笑)。露出計も無く、ガラスの反射も消せない状態でも、何とか室内の様子を記録したかったのでしょう。いま考えれば記録であれば、反対側に回って車両全景を撮影しておけば良かったように思えますが、形式写真という言葉も知らない中坊には酷な話です。1976tokyof017

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右(→)のナハネフ22は、父親が出張であさかぜに乗った時に撮った1枚でして、今でも宝物のように大切にアルバムに貼ってあります。たぶんブルトレ好きの息子の為にわざわざシャッターを押したのでしょう。感謝しています。その後20系使用の“あさかぜ”は臨時列車として復活しましたが、既に個室も食堂車も無い編成でした。
ところで、この本の「あさかぜの編成表」(P82)の1975年3月改正後の2編成は校正ミスですね。格落ち時代の模型を作る方などいないとは思いながらも、思い入れを持って撮影した身としては残念な気がします(遠い目)。
オヤジ世代は校正に参加しなかったのかー!?
00071022← と、叫ぶオヤジのバイブル2冊。smile

 模型は「高崎・上越・信越」の地元重視であったにも関わらず、小高20系を組んで、この最終期のあさかぜ編成を揃えました。なおカツミの完成品を買う選択肢は存在しません。何しろ最後の頃はペーパーキットも買えずに工作用紙で自作していましたからねぇ・・・。概ね30年前の話です。(模型の画像は敢えて省略:大汗)
その後、再び気まぐれで小高キットを買ったのは数十年前、今では罪庫、と言うよりも単なる懐かしいキットコレクションになっています。

現在なら、キットを組まずにKATOやトラムウェイの完成品を買えますが、本気で手元に置きたい“20系の模型”はNゲージでも16番でもありません。OJ?いぇむしろもっと大型の車内を完璧に再現した模型です。実際の寝台も折りたたみも可能なような、室内重視の模型20系寝台車、むしろ鉄道模型と言うよりも寝台一区画だけの「内装模型」が欲しいです。うむ自作するしかないか!?coldsweats02

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Comments

20系乗車の思い出は・・・
1972年に日本海に乗車しているはずですが、当時の機材と腕、フィルムの貴重さから、記録はゼロです。編成記録すら思いつかない頃のお話しです。一応、8620が無くなった五能線やC11の居た阿仁合線の撮影が目的だったので、鉄旅行なのにです(泣;)
模型は、中学の頃、友人宅にカツミの編成が有って、羨ましかったです。KATOのプラ完成が出来るまで、高嶺の花でしたが!
今見ても、20系は格好良いですね。最近のリゾート列車は「凝りすぎたデザイン」の車両は、機能美を感じないですね。その点は、新幹線車両の方がマシだと思います。機能美を感じますものね。
室内模型も・・・TOMIXあたりが出したりして(笑)

Posted by: 廣瀬 | 2017.02.06 at 01:47

はじめまして、 すずきみつる と申します。
レイアウト関連、モックアップ製作など興味深く拝見しています。
さて、このようなものが発売されているのですね。
最近は情報に疎く、また新規購入を控えております。
私も20系はあこがれの列車で、ペーパー車体集など購入して組み立てましたが、ナハネフの端部カーブとオデコがうまく作れずに何度かペーパーで挑戦したものの実現していません。また、ドア上部の小窓が小さく苦戦しました。
 社会人となって乗った頃は同じく格下げ後で、ちくま、銀河、十和田くらい、カツミ20系も中古で手に入れたものの、最近は箱から出すこともありません。
先般、だれか貰ってくれないかなと思案していましたが、再検討しようかと。
 銀河で最前部(ナハネフ)で録音しようと乗車したところ、ドアが開放まま発車して驚きました。後ほど車掌がきて閉めていきましたが。
もう一度20系に乗ってみたいのは皆さん同じでしょうね。

Posted by: すずきみつる | 2017.02.06 at 19:28

廣瀬さん、すずきみつるさん、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

>廣瀬さん
 あの頃のフィルム事情では「余計な写真は撮らない(撮れない)」ので残念ですけれど仕方がないですよね、20系日本海。ナハネフ20だったかもしれません。(^^;
あの頃の20系模型の選択肢はカツミ完成品か小高ペーパーくらいで、KATO20系が発売されるまでペーパー1択でした。現在はトラムウェイもありますから良い時代になりました~。
 でもいま欲しいのは室内模型ですので、トミーテックからは・・・出て欲しいけれど出ないでしょうねぇ。(苦笑)

>すずきみつるさん
 初めまして。貴Blogは以前から(廣瀬さんに教えて貰い)興味深く拝見しております。
 ペーパー車体集は、模型とラジオ?子供の科学?どこかで別冊として発売されていたのは覚えています。20系も収録されていたのですね!?あのおでこをペーパーで再現するのは相当にハードルが高いと思います。(^^;
カツミの20系はプラには無い味わいがありますので、大切に為さってくださいませ。

 そうそう20系は手動扉だったのですよね。同じく銀河(下り)で、どこかの駅で発車ベルが鳴って扉が自動で閉まると思いながら下がってデッキに居たところ、発車ベルが鳴りやまず、しばらくして駅員さんが走ってきて扉を手で閉めたのには、とてもビックリしました。
ドアを閉める瞬間、その駅員さんと目が合って睨まれた!?覚えが・・・。
待って、自分の所為なの~!?(泣)と。coldsweats01
寝ていたら寝台解体するからと叩き起こされて、寝ぼけ眼で解体作業を眺めてたのも、銀河(上り)でした。懐かしい思い出です。

Posted by: みのる | 2017.02.06 at 22:25

いいですね~
20系。
色々思い出される私も年がばれますね ^^;

私も、今は亡き父親が持って帰ってきたあさかぜの硬券と、2両だけ買ってもらったナハネフ、ナロネが宝物です。。

Posted by: norigon | 2017.02.07 at 22:50

norigonさん、こんばんは。
レーザー加工機の話は拝見してます。お父様に戴いた硬券と模型はMy鉄道記念物扱いですね。

20系寝台車は、いろいろな想い出フィルターも掛かっていますので、余計に格好良く思えるのかもしれません。coldsweats01

Posted by: みのる | 2017.02.08 at 00:28

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