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2016.02.29

赤穂の森ブタ

突然ですが、予約していた赤穂のD102キットが先日届きましたので、さっそく組んでいました。
年末の大宮イベントでも紹介した、日昇工業さんとワールド工芸さんのコラボキットです。実車はご存知の森ブタ栄えある第1号、新製2年で静鉄軍団に取り込まれ蒙古の戦車に成り果てた!?10tディーゼル機関車です。

00066791当初、説明書の爆発図が判りにくく途方にくれましたが、パーツと文字を一つ一つ丹念に確認していった結果、概ね構造が理解できました。パーツ精度も良く、組み立て自体もそれほど苦労する点は見当たらないものの、ある程度いろいろなキットを組み慣れた人向けのように感じました。しかしながら値段を考えると、この手のディーゼル機関車の見せ場の1つのラジエーター周りやロッドを始め、もっと精密(に感じるよう)なディテールも欲しいですねぇ。
反面、まだ仮組み状態ではあるものの、ジャック軸+3軸ロッドの足回りは改めてタップを通しただけで、無修正でピタッと決まって動きもスムーズなので、たいへん気持ち良く組めます。複雑な足回りに腰が引けている方にも安心です。百戦錬磨の模型職人さん達にとっては、むしろ物足りないかもしれません(笑)。

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足回りは厚板のワイヤーカットなので、毎度おなじみ某社なんじゃこりゃシリーズ?と同じように組めます。ホゾ寸法はマイナス方向になっているようですので、ヤスリでなめる様に僅かずつ削って寸法合わせができます。台枠と床板が一体式!(驚)

00066761図を見ても全く理解できなかったカプラー受の位置は、カプラー1025番を現物合わせで確認した結果、バッファーの取り付け台を妻へ付ける場合は、手前ピッタリに寄せてしまって良さそうです。このカプラー台、ネジ切りの寸法を確保したかったかもしれませんが、ワイヤーカットが売りならばカプラー台も台枠同様の板厚にして、ホゾで組み合わせるようにならなかったのでしょうか。たとえば厚さが1,0mmあれば捩じ切る人も居ないのでは?

因みに、カプラー台はハンダ付けする前に1,2mmのタップ切りをしておかないと後で泣きます(笑)。

00066766ロスト製のブレーキシューの取り付けは、ランナー状の径0,5をそのまま支持腕として台枠穴に差し込んで使うようになっていますが、さすがに強度が無いのでは?
ちょっと何かにぶつかっただけでクニャッと曲がりそうですし、フラックスを落とす水洗いでも曲がるように思えます。私は真鍮ブラシでガシガシ水洗いする派なので、大事を取って、1008パイプ(本当は内径0,6のパイプがあればよかったんだけどねー)を間に挟んでガッチリとハンダを流しました。
それでも水洗い中に曲がりましたよ(爆)。

上回りはワールド工芸Ehパタパタ組みなので、特に問題なく箱になります。エンジンルームはムクの真鍮角材の削り出しで、これにボンネット点検ブタと前後のラジエーターと通風口を付けます。さすがにハンダ付けは厳しいので、組み立て最後に接着剤を使いたいと思います。上下取り付けビスはボンネットに下穴が開いていますので、1,4mmタップを立てるのですが、幸いに失敗しなかったもののムク材へのタップ切りは怖かった・・・。

(下右)「MORI」の銘板は嬉しいけれど、ラジエーター枠の側面凸凹は無いし、保護ルーバーの造型もあっさりし過ぎに見えます・・・。
(下左)は、説明書通りにパーツをつけて、概ね組み上げた状態です。・・・ロッドの見栄えも今ひとつな気がします。
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さて、ココからは個人的なこだわり。

00066760そうそう、赤穂の特徴であるバッファーは、客車と連結してレイアウトで動かして遊ぶには邪魔なので、取り付けていません。
森ブタを作る資料と言えば、名取さんの『森製作所の機関車たち』ですよね。これには写真も図面も載っています。改めてページをめくっていると、実際に赤穂へ納入された機関車と、工場の機関車図面とでは少しばかり違いがある事に気が付きました。図面上のD102もカッコイイですねー。

こうして資料を再確認していると、模型との違いも自ずと判ってしまいまして、思わず例の言葉を叫びそうになりました(苦笑)。模型は、砂箱の形も違うし(頸城の森ブタ用?)、掴み棒の位置も違うし、説明図にはステップの位置も排障器の曲げ寸法も、そもそも数値が書いていないし、何コレー(泣)

そんな訳で“あまみや”とか“しなのマイクロ”とか、大昔のペラ紙1枚だけの説明書バラキットやら、はたまたガレージキットを想いつつ、勘と経験だけを頼りに
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砂箱は自作、床板の穴は一旦全て埋めてから、正規の位置を開け直しました。ステップは写真を見ると本当に線材を曲げたような造作なので、0,4洋白線を説明書寸法を参考に曲げて、床板に穴を開けてからハンダ付けして強度を確保しました。ついでに床板側面の帯は、どうにも幅が狭過ぎる気がしましたので、1,2×0,2洋白帯板と交換(↓)。ボンネット点検蓋には手すりも追加。
(最初のタイトル写真は未施工)

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掴み棒ははめ込んだだけ、ボンネット周りパーツも乗せてあるだけですが、とりあえず、未塗装完成状態まで、あと1歩のところまで来ました。アルモデルさんの森ブタキットを髣髴とさせる構造です。床に網目板を貼ろうか?悩んでいる事もあって、まだ未塗装完成宣言はしません(笑)。ヘッドライトは、敢えて山奥線仕様にしたいので、まだ取り付けていません。「な~んだ、資料と違うと散々文句を言っている割にフリータイプにするんじゃねぇか~」と言われそうですが、静岡へ行かないで、こっちへ来たつもりなんですっ
ところで、この機関車は幅がヤケにデカイのです。計ったら25mmあります。でも実車も2080mmあるので、1/87にすると約24mmです。サブロクの小型機関車並みに大きな機関車だったのですね。そう言えば我家のナローディーゼル機関車って、簡易軌道の7t車が一番大きかったのかもしれません。
もう少しだけ、ディティールアップも兼ねて弄り回しましょうかねぇ~。

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Comments

年間完成車両2ケタ!に向けてがんばってますね!(感動) それはともかく、このキットは「21世紀には珍しいオーソドックスな構成」なのにある意味感動しますが、ロッド類はもうちょっと・・という点で惜しい気がしますね。

Posted by: ム | 2016.02.29 21:50

ムさん、こんばんは。
応援ありがとうございます。未塗装ばかり増えているのが少々気がかりです。(^^;

このロッドはピタッと合う優れものなだけに、これから整形して少しばかり印象を変えたいと思います。

Posted by: みのる | 2016.02.29 22:32

> もっと精密(に感じるよう)なディテールも欲しい
確かに、価格の割りに、ディテールが「あっさり」ですね。楽しみが残してあると言うべきか・・・

台枠が厚いのは好ましいですが、薄板アレルギーも無くなった今では、懐かしい気分です!

Posted by: 廣瀬 | 2016.03.02 01:40

廣瀬さん、こんにちは。

足回りが楽に決まるので組み立ての苦労はありませんし、まさしくディテールアップの余地がたくさん残されていて、組み立てるユーザーにとっては楽しみでもありますね。(^^;

Posted by: みのる | 2016.03.02 12:42

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