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2015.10.12

軽便祭展示の報告と反省:終

祭から1週間が経ちました。そろそろ通常モードに戻らないといけません。

その前に、
00064246浜リンさんとKoyamaさんのコメントおよび浜リンさんのツイッターに背中を押されまして、3列車自動運転に再挑戦してみたところ無事に動かす事ができました(感謝)。いろいろと抜き差しして試してみたら、説明書に当たる「ポイント2」のコネクターを逆差しさせれば、他はそのままで充分との結果になりました。また浜リンさんの前スレコメントに拠れば、センサーの取り付け順序を変更すれば逆挿しせずに済むそうです。これなら線路配置の自由度が広がります。改めまして、浜リンさん、Koyamaさん、ありがとうございました。

さて、思川鉄道のオマージュと言う目的は充分果たせました。ただし、作っている時は無我夢中なので全く気にならなかったのですが、冷静になると“ハテ、これは何処に置いておこうかな?”と悩んでしまう大きさですね(苦笑)。今回、900×600のうちバックヤード900×150として、取り外しと折りたたみを上手く利用すれば900×450の収納スペースになる事が判りました。また勾配も基本3%にして一部4%で充分に立体的なレイアウトになる事も確認できました。

これなら駅部分を上手く別ボードで処理すれば、グルグル山奥線プランでもOKだったんじゃないか!?

と、良からぬ思いも頭をもたげます。
00064266そもそもの計画はこの山奥ジーゼルから始まったとは言え、思川オマージュレイアウトは両運車の単行運転専用なので、単端や付随車牽引や客車編成は動かせませんから、使い勝手を考えると今ひとつです。

おぃおぃ、また解体するんじゃねぇか?と言われそうですが、ご安心ください。宅配便で送る場合を除けば、グルグル山奥線プランでは、電車で運べませんから祭へは持っていけません。まぁ900×450の本体を宅配便で送って、900×150は手で下げて持っていけば、不可能ではありませんが・・・。なお、万が一にも解体する場合は、トンネルポータルや橋脚をはじめ細々したパーツ、建物や線路や樹木も全て再利用しますので譲渡は不可能です。

さて、そんな含みを残しながら、このたびは質問が多かった使用材料や技法を始め、山奥線レイアウトを製作した上での特徴をまとめてみます。

■ 川の材料
00064251使用したのは高透明度エポキシ樹脂、製品名デブコンです。かつてはレジンが一般的でしたが、シーナリィー材料に関しては、もっぱら“さかつう”の通販を利用しておりますので、今はいろいろな種類の材料を選択できます。単に使い慣れているのでデブコンなだけです。川底は作らずに塗装だけで済ませましたが出来は今ひとつです。

■ 樹木の材料
最近の主流でオランダフラワーです。1本立ちでも使えますけれど、山の高さを抑えつつ茂った感を出す為に、枝をフラワーテープで数本束ねた小型の立ち木を作りまして、遠景にはフォーリッヂをこすり落としたスポンジ粒を、近景にはターフをまぶしました。

■ 軽量石膏
00064249このたびは岩や橋脚やポータルを石膏で量産しましたので、普通の石膏では重くなって困りますから、KATO扱いウッドランドシーニックスの軽量石膏、製品名「LIGHT WEIGHT HYDROCAL PLASTER」を使いました。この記事を書いている時点ではオンラインショップでは売っていないようです。固まるのが早いので流し込み専用ながら、驚くほど軽量ですし、カッターナイフで削って整形できます。

■ コンクリート塗装
これは下総鉄道さんで語られていた技法のパクリです。タミヤアクリルのデッキタンを塗った上から薄めたエナメル黒を筆で塗りました。

■ 着色塗料
00064256こちらも最近の主流、セラムコートやアメリカーナの水性アクリル塗料です。DIY店の画材用品店でよく見かける品です。水で薄められ、薄めてもプラ系塗料の上に乗って完全つや消しに仕上がるので多用しました。乾くと耐水性になりますので、薄めた墨汁を塗り重ねて塗装した橋脚では、ブロックにニュアンスをつけたり、筋目を強調したり、する場合にとても重宝しました。

■ 橋脚とトンネルポータル
型を作って軽量石膏を流し込んだ下地を作った後に、ケガキ針でブロックパターンを地道に彫りました。深く彫り過ぎた部分にはTOMIXのシーナリープラスターを充填しました。塗装は上記の水性アクリル絵の具と薄めた墨汁です。

■ ナロー用組線路(篠原製品)
バックヤードとの接続部分や取り外し線路との接続部分は、フレキ線路ではなくて組み線路を使いました。また正確にR150を出したい部分、脱線を回避したいトンネル内にも組み線路を多用しました。

■ 建物
駅本屋・便所・車庫・詰所は、屋根や窓など少々手を加えていますが、全てクラシックストーリーのキットを利用し省力化しました。駅舎の正面(=見える部分)だけは、エコーモデルの雨樋セットをつけています。建物ではありませんが尾小屋風給水塔はトーマさんの3D製品です。

00064208今回のレイアウトのうち、製品を利用したのは建物とレールとアクセサリーと人形です。橋にしても橋脚にしてもトンネルポータルにしても、自作しないといけない部分が多いのは仕方が無いところでしょうか。じつは普段は1/87ナローを謳っている割に、過去作の建物は全て1/80で作っていました。今回は逆に1/87キットを使ったので、使い慣れた1/80エコーモデル窓枠が使えず(=サイズが他と合わない)に苦労しましたし、駅舎前にエコー人形を比べると軒の高さが人形と合わないので、次作からは1/80設計に戻します。
人形と言えば、高価ながら秀逸なKt工房の製品を思い切って使ってみました。橋の上のおばさん2人ですが効果は抜群です。定番の女子高生も置いてみたかったのですが、製品は冬服しかなく、レイアウトの季節と合わないので泣く泣く諦めました。と言っても夏のセーラー服って???(今イチ知識不足です:汗)

また、スペースの関係から山の斜面があり得ないほど急斜面になりましたが、それを逆手に取って山全体を森に見せる為に、一旦全ての斜面にフォーリッジクラスターとフォーリッジを敷き詰めまして、その上に樹木の幹を見せないで枝葉だけ見せる方法(=これは元祖思川鉄道も同様)としました。

一番の反省は、自動運転に任せて普段よりも物販会場へ足繁く通うつもりが、祭限定品をはじめとした当日販売製品の予備知識を仕入れなかった所為で、本以外は何も買わなかった事ですね。いまだに何が売られていて人気だったのか?判らずじまいですorz。
あっそうそう、最後に。
暇があれば車両だけでなく、普段からアクセサリーを塗装済みにしてストックしておく必要性を痛感しました。

作りたい情景は、まだまだたくさんありますので、山奥線もそろそろ次のステップに移りましょうか。
(この項、終了)

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Comments

改めて、祭り出展ご苦労さまでした。
レイアウトの新装置については、使いこなすのって大変ですよね。
私も店番のときにマニュアル渡されて「え、えぇ~」と思いました(なんのこっちゃ)
DCCでもこういう自動運転装置にしても、社会人になるとなかなか使いこなす時間が無くて困りますよね。
みのるさんのレイアウト、前回の簡易軌道の「残雪の風景とDCC」今年の「山深さの表現と運転装置」と表現と遊び方の提言があって面白いと思います。
ということで、来年が楽しみですね(笑)

Posted by: ム | 2015.10.12 10:50

ムさん、こんにちは。
こちらこそ、いろいろとお世話になりました。
ありがとうございました~。

昨年の簡易軌道ではDCC、今年の山奥線では自動往復運転と、自分にとっては新機軸のお披露目だったのですが、DCCにしても自動運転にしても、事前の試験走行と習熟運転!?は欠かせないと痛感しております(苦笑)。

次回は、両方兼ね揃えた多列車同時運転なる新たなレイアウトを考えております。(但し来年は無理かと・・・

Posted by: みのる | 2015.10.12 13:43

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