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2014.02.26

想い出の軽便鉄道本

遅ればせながら今月の鉄本を買いました。
一時だけ話題のTMSも買いました。

00056258特に一度作ったレイアウトは見るたびに不満しか感じず、レストアするならゼロから作り直した方が余計なストレスを覚えないと感じる身としては、よくぞ昔のレイアウトをレストアする気になった!?と賞賛、と言うよりもむしろ「よくレストアする気が起きるなー」と驚くばかりです。よほど思い入れが深かったのか、レール敷設の基本がしっかりしていたのでしょうか。車両にしてもレイアウトにしても、若かろうと年寄りだろうと、愛着があるのは勿論のこと、基本の工作がしっかりとしていないと、レストアする気も起きませんねぇ。
と、我が身を振り返り、苦笑いをしているところです。

RMは廣田さんの「沼尻」の一点買い。
何れ別冊で出るとは思いますが、やっぱり今読みたいです。これはグッときますね。インスピレーションをビシバシ感じますね。好いなー良いなー。
思わず茶箱を開けたくなりました。開けて極楽♪組んだら地獄♪(以下不許可)

さて、
今のアタシは全くと言って良いほど手を動かしておりませんので、ちょうど“かのレイアウト”が製作されてコンペに応募された1980年前後の想い出話を1つ。

実在の軽便鉄道の写真や記事を発端として、模型の世界へ入った現ナローゲージ好きオヤジ連の中で、昔からどっぷりと嵌っていたならば、若かりし頃に読んだであろうと思われる、この2冊
■毎日ムック『軽便鉄道~郷愁の軌跡~』(1978年)
■カラーブックスの『軽便鉄道』松本典久氏著(1982年)
についての想い出をダラダラと書き連ねてみたいと思います。

時は1978年。自分は中坊でした。
1978sum121978sum14

世に言う?ゴーサントオ(S53年10月ダイヤ改正)で特急のヘッドマークが絵入りになるとか、昼間の普通客車が電車化されるとか、583系ひばりが無くなるとか、北陸と北星が14系になるとか、いなばが出雲になるとか、大ミハはくたかが金サワ489系になるとか、ブルトレ安芸が廃止になるとか、個人的には大騒ぎの年でした。・・・が、しかし、一方で軽便鉄道にも興味を持っていた当時のミノル少年は、神保町の書泉グランデで1冊の本を手にしました。

それが『軽便鉄道~郷愁の軌跡~』であります。
00054111うぉっ、カラー写真満載だっ (@@;

それまで手にした書籍と言えば『シーナリィーガイド』(駿遠線)、『レイアウトモデリング』(沼尻)、『ナローゲージモデリング』、『軽便の記録』(丹沢新社編)と何れも白黒写真主体の本でした。
『鉄道ファン』にも例えば1977年の尾小屋鉄道廃止などの記事を始め、カラーページもちょこちょこ載っていたはずですが、まだ興味を持って読んでいなかったように記憶しています。

模型は一切買って貰えなかったものの、本は強請れば比較的買ってもらえた幸せな環境だったので(そもそも神保町古本屋街へ行くのも親父の荷物持ち)、さっそく買って帰って家で貪るように読みました(笑)。
今、改めて読み返してみると、批判覚悟で素直に書けば「読み物としてはたいへん面白いけれど、資料としてはどうなん?」の1冊だと思います。何しろ写真に説明文が書いてありませんので、知識が無いと鉄道名さえも判りません。

しかし、何でも吸収できる柔軟さを兼ね備えていた年齢であったのが幸いしたのか、00056248分からないなりにも「独特の言い回しの体験記」「大判のカラー写真」「多岐にわたった内容」はたいへん興味深く感じまして、繰り返しボロボロになるまで読みました。特に「車両の色」は、この本だけが頼りでしたので、お陰でアタシは長らく「沼尻がグリーン!!!」(絶叫)。何も知らない中坊に、いきなり「ミルクを飲みに来ませんか」とか書かれても、わかんねぇよー!
まぁ多少不便な思いをしたお陰からか、高校1年の夏合宿で猪苗代へ行った際には1人で「川桁で途中下車して沼尻鉄道の川桁駅舎と中ノ沢温泉の保存車を見るんだぁ」と主張して大いに顰蹙を買うほどの立派な?軽便鉄道マニアと相成りました(身勝手でスイマセン)

時は下って1982年(だったそうで=コレは聞いた話)。
既にある程度の基礎知識は身についていた頃です。当然、沼尻は水色だったんだと気がついていました(笑)。
八重洲ブックセンターで手にした、カラーブックス『軽便鉄道』
00054114新井先生のカラー写真に目が釘付け!になりました。あの名作:観音寺川を渡る沼尻鉄道の1枚を見て「やっぱり沼尻は水色だったんだ~」(とても大事なので繰り返しました)と、確証したありがたい1冊です。主だった一般旅客営業路線のカラー写真と路線図と略歴がまとまっているので、基礎知識を確認するには持って来いの1冊でした。確か仙北をチャンと知ったのは、この時が初めてだったかもしれません。もしも、手に取った本に拠って、その後の趣味対象が決まるのであれば、毎日ムックよりも、最初にカラーブックスを手に取りたかったですね。
でも最初が毎日ムックだったからこそ、古本屋を巡って実物誌のバックナンバーから軽便鉄道の記事や写真を捜し集め、抜け落ちた知識を補う事が、あたかも無くしたパズルの欠片を捜し求めるように感じて楽しかったように思えます(笑)。後々に調べて「嗚呼あれはコレだったのか(ガッテン)」と思わず膝を叩いたのも事実です。
考えようでしょうか(苦笑)。

素直に基本を教え込むよりもマニアを育てるなら回り道をさせろっ。

そう考えると、JTBキャンブックス『全国軽便鉄道』(今は絶版?)を勧めるよりも、意外に偏った内容の本の方が知識欲を刺激して好いのかもしれません。

その他、時系列から見ると『知られざるナローたち』(1980年)と『ナローゲージ モデル&ジオラマ』(1981)が、その間に入りますが、ぶっちゃけ発売当初は惹かれなかったので、実際に購入したのはカラーブックスを買って、しばらく経ってからでした(苦笑)。

と、ここまで書いて、以前書いた話を読み返してみると、どーも時系列の記憶が曖昧になっているような気がします。30年以上前ですからねぇ。勘弁してください。
最後に改めて、実物・模型問わず“記憶の中に残っている“刺激を受けた本”を購入年代順に書き出してみますと、
『シーナリィーガイド』(1975)
『レイアウトモデリング』(古本:1977)
『TMSカタログ 機関車』(1978?)
『軽便の記録』(エコーモデルにて購入)
『ナローゲージモデリング』(機芸社で通販)
『軽便鉄道レイアウトの製作』(機芸社で通販:1978)
『軽便鉄道~郷愁の軌跡』(1978)
カラーブックス『軽便鉄道』(1982)

機芸社へ『ナローゲージモデリング』を注文したのは、TMSのバックナンバー(草軽訪問記が載っている1975-8月号)を購入した時だったかもしれません。
因みに今なら、本を買っても良いけれど、Webで実車写真を見て知識を仕入れた方が早いと思います。ただWebの写真は消えちゃうからねぇ・・・。

(この話、続くのか不明。)

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Comments

う~ん、懐かしい本達ですねぇ(遠い目)
これらの本に出ている「生き生きとした軽便鉄道」に刺激されて模型作ったのですよねぇ(さらに遠い目)
それにしても、2月ももうすぐ終わり・・・雪で凍えた模型制作心を奮い立たせないと・・・と思う今日この頃です(う~ん)

Posted by: ム | 2014.02.27 06:39

「軽便王国雨宮」と「レイアウトテクニック」が入っていないのが意外!

Posted by: 家元 | 2014.02.27 08:40

同じ道を歩いてきました。

Posted by: くるまや | 2014.02.27 09:25

ムさん、家元さん、くるまやさん、こんにちは。

>ムさん
模型制作の雪解けが間近でありますように(自分もですが・・・)。
今でも何かあると、これらの本のページを捲っています。

>家元さん
「テクニック」は軽便関係が載っていなかった上に、古本屋での値段は「モデリング」と「全書」に比べて高かったので、ずるずると買い控えまして、実際に買ったのは、かなり後になってからでした。(^^;
雨宮本を買ったのも1990年代だった記憶が・・・(笑)

>くるまやさん
え~(@@;、そーなんですか!?
何か心強いです。

Posted by: みのる | 2014.02.27 11:20

「知られざるナロー」以外は私も同じ本を持っていました。あとは立風書房の「日本の軽便鉄道」?

Posted by: やまぎし | 2014.02.27 20:58

やまぎしさん、こんばんは。
>あとは立風書房の「日本の軽便鉄道」?
あの当時はこの本の存在を知りませんでした(^^;。後になって古本屋で見かけたものの値段が折り合わずに見送りました(苦笑)。

Posted by: みのる | 2014.02.27 21:41

はじめまして。いまいと申します。
同年代のみなさんは同じような道を歩んでこられたのですね。当時は入手可能な情報も限られていたので、同じようなとことにたどり着いたのでしょうか。
沼尻については、私も長らくあの通りの色だと信じておりました...。1981年に中ノ沢で見たボサハが緑っぽく褪色していたので余計混乱したものです。

Posted by: いまい | 2014.02.27 23:42

発売当時買ったナローの本は、ナローゲージ・モデリングとカラーブックスだけでした。後は全部、割と最近になってから古本で入手です。

思えば、ナローは模型から入りました。珊瑚のガソが欲しかったけど高くて買えず、小遣い貯めて初めて買ったのが、乗工社の運材。。。

Posted by: 穴熊 | 2014.02.28 00:41

いまいさん、初めましてこんばんは。
おぉ~、桜山軽便鉄道の方ですね(^^)/
コメントをありがとうございます。

今と違って印刷媒体以外の情報があまりなかった時代だけに、入手時期の違いはあっても、ほぼ皆さん手に取っているようで興味深いです。

>沼尻の色
何も知らずに初めて“あのカラー写真”を見たら沼尻=緑ですよね(爆)。
1981年に訪問なされたとは羨ましいです。
私が行った時には、川桁駅舎は解体済みでして、中ノ沢温泉のボサハ12は塗り変えられて緑がかった青色、ボサハ13は退色した緑でした(^^;。ドアの当たる部分に「オリジナルの水色」が残っていて歓喜した覚えがあります(笑)。

Posted by: みのる | 2014.02.28 01:01

穴熊さん、こんばんは。

>ナローゲージ・モデリングとカラーブックスだけでした。
いぇいぇ、その方が色で悩まなくて良かったのかもしれません(笑)。特にカラーブックスの新井先生写真はRMM並みの大きな版で見たかったのが本音です(^^;。

>小遣い貯めて初めて買ったのが、乗工社の運材。。。
模型から入ったのですね。私は高校生になってから市販品を買ったので、珊瑚のガソ(キット)買えました。でも最初はボハフです(^^;。

Posted by: みのる | 2014.02.28 01:22

こんばんは。
桜山軽便鉄道のいまいです。
私の拙いレイアウトがTMSに掲載された際には過分なお褒めの言葉いただき、大変嬉しかったです。
が...、何だかこそばゆくて、お礼を書きそびれておりました(^^;。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

Posted by: いまい | 2014.02.28 23:22

いまいさん、こんばんは。
こちらこそよろしくお願い致します(^^;

あのTMSは久々に表紙を見ただけでレジへ持って行ったほどインパクトがありましたので、ついBlogで熱く語ってしまいました(笑)。もしも持ち運び可能で、機会があれば、軽便祭にてお披露目して欲しいです。私の勝手な願望ですけれど・・・。

Posted by: みのる | 2014.03.01 00:28

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