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2010.03.26

EF62の再生2

工作の話題ってのは、興味がある車両(或いはレイアウト)やキットを所有している場合は、読んでいても面白いのですが、興味が無い話題の場合は飽きるのが常です。少なくとも私がそうです。この界隈では無縁な話を書いていると判りつつも、メモとして残しておかないと後で判らなくなるので、申し訳ありませんが、しばらくの間おつきあい下さい。
0030589前回も書きましたが、シナノマイクロー奄美屋のEF62キットを製作する参考書と言えば、藤井直氏の製作記事です。そして強力サポートはSin企画の『機関車EF62』でしょう。ただ実車の細かなディテールに引っ張られると、完成がおぼつかないのは判りきった話。しかも現物(キット組立車両)は1/80図面と所々で合っていないので、それを直し始めると泥沼に嵌まる事、間違いなし

でっ、その泥沼に嵌まっている途中報告です(爆)

0030594まずは定番の、放熱通風器の羽を2枚から3枚に変えました。
元の羽をジグ代わりにして、おなじサイズの帯板を小加工して、羽を増産。
羽を受けるスリット側は、真ん中から半分にした上で、既存のスリットを削除して新規にスリットを入れなおしました。これらは必要枚数分全てハンダ付けして、一度に切り出すと、サイズが揃って作業も楽です。この工法も今更書くまでも無く、定番中の定番です。

0030597塗装を考慮して取り外せるようになっているランボードは、エコーの汎用製品(P:8mm)に交換されていますが、じつはコレが曲者でして、エコーのは折り曲げ部分がEh抜きなので、頻繁に取り外しを繰り返すと簡単に足が折れてしまいます。さらに、実車写真と図面と模型を見比べていると、模型の方が明らかに脚の本数が多いので、思い切ってランボードの脚は帯板から作り直す事にしました。
0030607元々の作者の方は、ランボードの脚の全てを車体に取り付けるように、車体には無数の穴を開けていらっしゃますが、開ける穴が多ければ多いほど、揃った穴を開けるのは至難の業です。車体を見ると、かなりご苦労された様子が手に取るように判りますが、そのままでは曲がったまま固定されてしまいます。大体前後2ヶ所ほどで車体に留めるに押さえ、残りの脚はダミーで宜しいかと感じます。多少隙間があっても雨樋に隠れて見えないし、コンペ出品作品じゃないし!(笑)。
写真を撮る為に、パーツを並べてみたら、既に工作したランボードが四次元の隙間に飛んだらしく見つからなぃorz

0030604EF62の肝と言えるのが、パンタを支えるパイプフレームです。これも自作部品が付けられています。こちらも工作に苦労したらしいご様子が伺えますが、2mm角線を使った台座は、今ひとつ精度がマチマチな上に強度も不足していますので、修正を兼ねて台座の穴を丸ヤスリで広げた上で、1510細密パイプを埋め込んでネジを切り直し、0,8mm洋白線で留めました。この方法で1組だけ試作してみたところ、意外に加工の苦労を伴うので、結局再利用は諦めて全て作り直す事にしました。2×1真鍮角線に、1510細密パイプを組み合わせ、0,5mmほど出っ張らせてから裏に欠き取りを入れて洋白線をハンダ付けしています。組立の為にアルミ板でジグを作って作業しています。スケールに比べると二周りも大きい自作パーツになりましたが、この上にホワイトメタルのパンタ台を乗せてディテール表現をしますので、わざと大きめに作りました!スケール近似でボルト表現の線材を埋め込んでも良かったのですが、そこまですると全体とのバランスが取れないので止めました

0030593止せば良いのにお面にも手をつけ始めてしまいました(苦笑)。
電機は顔が命です
図面と合わせると、テールライトの位置が下過ぎるようなので移動させる予定です。また1次形のテールライト本体は、標識板が付けられるタイプなので、天賞堂のパーツに交換します。ただこのパーツ(EF61用らしい?)は、どう見ても大きめなので、全体を削りこんで修正しないとEF62には使えません(汗)。
0030599端面にステンレスの飾りが目立つ実車のステップも、塗装後に磨き出して仕上げるつもりなので作り直しをする予定でしたが、いくら探してもt0.8洋白板が見つかりませんorz。仕方がないので洋白帯板を貼ろうかと思います。その昔、「ステップは洋白板から自作だよ!」と豪語した手前、自作しないと拙いんですけど・・・。たぶん居合わせた方々は、お忘れになっていると仮定して進めましょう(激汗)。
併せて全体の手すりも細めに変えたい所ですが、プレスで表現されたHゴムや、正面窓枠との差が目立ってしまう恐れもありますので、グッと堪えて?0,4mmのままにしました・・・。

細々したパーツを作っていたら、あっと言う間に1週間が過ぎてしまいました。キットを買った方が苦労しなかったかな?でも手付かずキットで購入していたら、組立をしなかったでしょうから、まぁ良いかっ

3/27追記

0030641そんな訳で、整形後の顔の比較画像(笑)。
右は直す前、左が直した後、あまり変化が感じられないかもしれませんが、「これでEF62らしくなったと」作った本人が満足していますのでOKです。テールケースのタレ目になっている部分は凡そ0.8mmですが・・・、削りこみは直感だけなので、よく見ると左右で違っています(^^;。元々あったテール穴は、フジモデルの穴埋めブッシュで埋めましたが、埋める必要が無かったほど、元の穴は隠れました(激汗)。正面ステップも洋白帯板を貼った上でプレスの歪みを修正する為に削っています。コレ・・・車体に付ける時に帯板が外れますよねぇorz。

0030642購入して直ぐ、分解している途中で誤って壊してしまったモニターの吊環も直しました(汗)。元々の部品が何かのロストパーツの流用ですけど、蒸気機関車用のキャブ吊金具他、各メーカーの各部品を調べまわっても、元のパーツが判りませんでした。もしかしたらニワ?かも。仕方が無いので0,35mm洋白線から自作しました(泣)。大伸ばしの画像にしなければ違いは判らない!!!事にします・・・

0030645はぃ、完成しました

ウソです・・・。
今回の目標が、こんな仕上がりの模型です。現在の重箱の隅を突くようなディテールフルモデルではありませんが、チャンと目に付く場所に適度にディテールが付いて、尚且つ素手で持っても安心感のある模型。ディテール過剰になる直前で止めておく謙虚さに共感ができます!
でも、ヘッドライトレンズは入れます

1979nagano11006思案中なのは、
1)電暖表示灯を点灯させるか否か?→
2)どこにスピーカーを乗せるのが良いのか?(サウンド準備加工)
の2点です。
特に、サウンドについては、キット状態で解決しておくのが近道です。床板に穴を開けてスピーカーを付けるなら、丸型28mmでも乗せられそうに思えます。その場合はユニバーサルジョイントとウエイトとの干渉を考える必要があります。或いは、放熱通風器を利用して、屋根裏に角型スピーカーを積む事もできます。この場合、音の出口に悩む必要はありませんが、車体への別付けパーツをしっかりと固定しないと余計なビビリ音が出る事、角型スピーカーは丸型に比べると音が小さい事、が問題になるような気がします。
いっその事、エンクロージャー付きの丸型をウエイト上部に固定しておけば、放熱通風器の穴から音が外へ出るかな???

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Comments

う~ん、がんばってますね。
工作の内容も適切で、私も見習いたいです。
EF62のパンタの取り付け、確かに面倒そうですね。
お面については、確かにキリッとしたかも。

Posted by: ム | 2010.03.29 08:50

ムさん、こんばんは。
ありがとうございます
なかなか目に見えて進まないのが難ですけど、毎日少しずつ進めています。それでも既に箱になっているので気が楽です
お面とパンタ台とランボードの修正さえ済めば、一気に塗装に移れそうな気がします(^^;。

Posted by: みのる | 2010.03.29 20:48

こんばんわ。
凄い工作ですね!!!TMSの記事を見ているみたい!!
完成が楽しみですし、途中のレポートも期待しております。

こちらはおかげさまで検定試験に合格しまして
某資格学校の1級設計製図の非常勤講師も兼務する事になりました。
また戦場に戻る事になりましたが、やっぱり去年やり残した事を清算してきたいです。なんだかエリ8のノリですねかね~。

Posted by: ほお次郎 | 2010.03.29 23:10

ほお次郎さん、こんばんは。
ありがとうございます。TMSの車両製作記事には程遠い工作ですよぉ。何か3歩進んで2歩下がる感じです・・・(苦笑)。

資格試験合格おめでとうございます。
どんどん忙しくなりそうですね。再び戦場へ出ても、何れ一段落した時には、また戻って来られるのが模型の良いところです。それまでグットラックです

Posted by: みのる | 2010.03.30 00:39

話は違いますが、みのるさんはもう「ライカ写真集VIII」を見ましたでしょうか?
ほんとうに久々に出たこの巻は、室蘭の石炭埠頭の写真が結構出ていて、かつてみのるさんが作った「石炭積み込み埠頭のモジュール」のフルスケール版のようで楽しいです。

ということで、私は「もう書籍は増やさない」と思ったのに、結局購入してしまいました。

Posted by: ム | 2010.04.01 17:32

ムさん、こんばんは。
>ライカ写真集
まだ手に入れていません(^^;。
確か先々週だったかな?模型屋へ行って「ライカ写真集8を下さい~」って言ったら、「スイマセン、最初に仕入れた分は売り切れてしまって、週末に入荷します」と・・・。それ以降、出かける機会を逸している上に、EF62に手をつけていて、すっかり忘れていました
7も欲しいので通販で頼もうと思います~。

RMM別冊の『クラフトモデル6』もRMMのBlogを読むと面白そうで、気を惹かれています~。
我家の書棚も既に満杯状態なのが、悩みの種です(激汗)

Posted by: みのる | 2010.04.01 20:21

はじめまして。

わたしもしなのマイクロのEF62を手に入れたのですが説明書がお口あんぐりな内容でして・・・

藤井氏の記事などを参考にしてみたいと思うのですが書籍名などはわかりますか?

Posted by: 第3工作室 | 2011.12.21 21:19

第3工作室さん、初めましてこんばんは。
我家もまだ、後にあまみやで再販された初期のキット(インサイドギアだけを新調したモノ)を死蔵しています(^^;
>藤井氏の記事などを参考
いま現在手に入るのか?が解りませんが、記事は『模型車両 電気機関車1』(機芸出版社)にまとまっています。オリジナルは『鉄道模型趣味』1979-2(通巻370)と1979-3(通巻371)ですので古本屋で探すのも良いかもしれません。
実車参考資料に『詳説 新型直流電気機関車 SIN企画』(機芸出版社)もお勧めします。

がんばってください!(^^)

Posted by: みのる | 2011.12.21 23:10

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